代官山蔦屋へ。なんとか目的を果たしつつ、なんだかこのところの自分の不安定さを感じながら、本の背表紙や装幀を眺めて歩く。こんなふうに膨大なイメージの海のような場所を歩いていると、ますます自分が何処を歩いているのかわからなくなるけれど、ときおりふっと、あ、こっちに行けばいいんだね。という橋みたいなものがぼんやりと現れる。何度も手帳を出して、書き留める。ずっと頭の中でもてあそんでいた、詩に対する絵のイメージというか、そういう漠然としたものから一歩踏み込んで、こういうデザインで、こういうテクスチャーで、こういう手順を踏んで、絵にしていこう。という、具体的なビジョンがでてきた。これだけでも、このずいずいっと迫ってくるおしゃ空間をうろうろしたかいがあったかも。そして、不安定な気持ちのときは、色のなかに隠れるといい。という、ひらめきも得た。色のなかにかくれて、雨がとおりすぎるのを待つしか、すべなし。心の雨。
ピンクのセーターの女の子。
memo:がさがさした紙に、波だか光だかどちらだかわからない波形をかくこと。
銅版画ではリフトグランドの技法をつかう。
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