2015年3月17日火曜日

修羅の通路

 今日は、はじめてお仕事をする出版社さんとの打ち合わせだった。岩波書店でキャリアを積んでこられた方たちが三年前に立ち上げたそうで、お話うかがっていても安心感があった。なんだか、一過性のものではなくしばらくおつきあいが続きそうな雰囲気。わたしの作品をよく見てくださっていて、熱のようなものを感じ、とても恐縮した。著者のバックグラウンドとして、永井均とかヴィトゲンシュタインて名前が出てきた。以前、光村の教科書の仕事をしたときには、今道友信氏のページを担当させていただいたのだけど、このページは評判がよくて、改編のときにもずっと残されている。あまり理解してはなくとも、どういうわけか哲学の世界との相性はいいのかな。
 このところ、ふいに「こっちだよ」と、開けてくるような出来事が相次いでいる。こういう時期の仕事には丁寧に対応していかないと。そうじゃないときは、丁寧じゃなくていいというわけじゃないけど、なんとなく、曲がり角にきている感じがしてしかたがない。他にも準備していることがうまく展開してくれたらと思う。

 帰り道、あることを思い出していた。去年を通して......なぜか、すごくある身体的特徴のある人々と遭遇することが多かったことを。あれは、なんのサインなんだろうってずっと思っていた。もしかすると、あのときわたしは、修羅の通路を通っていたんじゃないのかな。そして、自分でも知らないうちに、いままでと違う場に向かっているのかもしれない。まあとにかく、すべてがいつも思い込みなんだけど。
それ以外、確かなものって、なにがあるというのかわからないし。
思い込んでおこう。素直に。





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