今夜の木は、すこしやさしいかんじ。ほんとは幹を白にしたかったのだけど、白いパステルがなかった。今週一週間は出ずっぱりになりそう。なかなか会えなかった人に会ったり見られなかった展覧会を見たりできる。そういうゆるゆるした暖かい気持ちが絵にもでてくるのか。何枚か描く予定だったけど、風邪をひいてしまったみたい。これで今夜は眠ることに。昨日で二月尽。なにか冷たいものが尽きたかんじ。暖かさに向けて動き出したいところ。
或る作家(故人)のお宅で、その作家が生前好んで聴いていた楽曲を、同じ環境で研究者の話を聴きながら鑑賞するという、不思議な会合に時々顔を出している。いつも、その回のテーマは作曲家別になっているのに、次回は「クロイツェル・ソナタ」がテーマらしい。一曲をテーマに2時間か、もしくはそれ以上、どんなふうに取り組むんだろう。
「クロイツェル・ソナタ」は或る年の冬にずっと聴いていた。ほぼ毎日それだけ。とても好きな楽曲なので楽しみ。
体の中を駆け抜けて行くような音楽が、すごく好きなんだなあと思う。
ところどころに、楽しみの人参をぶら下げながら、なんとか生きていこう。
memo:
画面がもともと弱い。あえて強い画面づくりをするのではなくて、それをひとつの個性ととらえて、あえて弱い色や筆致で描くことで、強い画面(場)に変換する。バランスというか、場の力のありかたというか。グレイの色鉛筆でかくこと。白に近いインクをつかうこと。次は、木の幹からではなくて、枝の先端から描き始めてみること。
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