今日はクートラス展の最終日にすべりこみ。
前期後期とあったようなのだけど、後期しか行けなかった。ああ、でも、こんなにたくさんのクートラスのカルトをいっぺんにみられるなんて、たまらなくしあわせだ。どれもこれもが、あいくるしい。そして、はじめてみる絵もたくさん。立体がたまらなくいい。クートラスの夜がこころに降り注いでくるみたい。やっぱり図録ではこの静かな深みがでないんだなあ。しかたないけど。
カルトには「僕の夜」というシリーズ名がついている。夜、ひっそりと、明かりの下で、生み出されたのだろうか。ときに見えない者たちとも、カード遊びに興じることもあっただろうか。
実際にはきっと、経歴のなかにすこしばかり触れられているのだけど、社会の歯車のと歯車の間の闇で、ぎりぎりと心をすりつぶされたこともあったようだ。それでも消えない炎の色は深く、紙や板の上にそっとしっかりと焼き付けられている。夜のちからを借りるようにして。
「僕の夜」シリーズには、繰り返し現れるいくつかのモチーフがある。そのなかで、なぜかおしりをみせている子供?がいるのだけど、それが、かわいらしくてとっても好き。どういう意味のモチーフなのだろう。
さて、このなかでお尻の子の絵はどれでしょうか?
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