ブログのタイトルを変えました。水狼ってなんでしょう.....。落款(もどき)もつくってみました。今日さっそく、書類に押印してみました。
2015年6月24日水曜日
2015年6月20日土曜日
蟻の左足
熊谷守一美術館が30周年だそうです。大好きな画家のひとりです。小さな美術館ながら、心底満たされるものがそこかしこに。「蝶とハルシャ菊」という布地に試し描きをした絵があって、その小さな切れ端に描かれた白い蝶と黄色い菊になんだか、ぐっときて、おもわずぽろっと涙してしまった。なにからしさといったものは、ひとつもなくて、板や布に絵の具がのっかってるだけなのに、なんでこんなにあらゆるものがそこにあるのか。絵とは不思議なものだと思う。熊谷守一は、ずっと小さな生き物を観察しているなかで、蟻がどの足から歩き始めるかを知ったらしい。さて、どの足から....なのでしょうか?
2015年6月19日金曜日
おおかみトロンプイユ
きつねの次はおおかみです。まだこうして見せるようなラフですらないですが。
ある町の鳥瞰図を、おおかみのトロンプイユにしたてて描いています。これが、なかなか重労働。騙し絵を描くのは難しいです。でもこれ、ばっちりかきあげたいな!
2015年6月16日火曜日
装画・装丁のしごと:姜信子著『声 千年先に届くほどに』
2015年6月15日月曜日
ENCOUNTER in AUSTRALIA
来週の水曜日から、オーストラリアのブリスベンで、グループ展があります。あちら方面にご縁のあるかたがいらっしゃいましたら、どうぞよろしくお願いします。ブリスベンの日本国総領事館などが告知してくれたりと、あちらでは盛り上がってくれているようです。私は、行かないのですが、うまくいってくれるといいです。作品がまだ、到着してないようですが......(私だけ)。
到着したらしい〜!
到着したらしい〜!
2015年6月11日木曜日
World.Wide.Web.Witch!
略してw.w.w.wです。(笑いの意味のあれではなく....)ちょっと前の作品です。ななめから撮っています。この蜘蛛女はいつも「あたしをみて〜」っていっているのです。ちょっとブラックなモチーフですね。やっと、ブリスベンに追加作品を発送できました。で、明日から、ずっと溜めに溜めていた、あるテキストのための絵にとりかかります。まずは、エスキースを。戦いだわ〜。
今日、マスク展をみにいっていたら、Sさんからメールが......。装幀をさせていただいた『天女たちの贈り物』が、東京堂書店の週間ランキングで一位になったそうです。売上げにカバーってそんなに関係ないと思うのですが、裏方として、いいことしたみたいな気持ちになれました。安堵。
2015年6月9日火曜日
わたしのところにだけ雨がふる
以前つくった版画のタイトルです。
そういう気持ちがゆるゆると促され、やがて自分への問いになっていくのかな。
つゆいりなり。
昨日の夜は映画『あん』を観にいった。
河瀬直美監督、ドリアン助川氏原作の作品。
おばあちゃん萌えにはたまらない!
樹木希林さんと市原悦子さんのやりとりが可愛くて小鳥のよう。
わたしのなかでは注目のおばあちゃんユニット誕生。
この二人で、なにかまた新たに映画が作られるといいなと思った。
映画は、原作に沿っているようでかなり違う印象。
そういうところをみるのもおもしろかった。
原作では泣いたけど、映画では泣かなかったり。
わたしの泣き所を説明するとネタばれになるので、ひかえておくことに......
そういうところをみるのもおもしろかった。
原作では泣いたけど、映画では泣かなかったり。
わたしの泣き所を説明するとネタばれになるので、ひかえておくことに......
ハンセン病患者は、国という制度に人の地獄へ送られたひとたち。
この差別は、映画のなかにあったような「冷たい俗人」の感覚的なものから生まれるだけではなくて、
国や法律によってつくられたものでもあることも、ふっと思った。
国や法律によってつくられたものでもあることも、ふっと思った。
らい予防法ができるまでは、患者達も、地域のなかで暮らしていけたのだから。
少なくとも、家族と暮らす、もしくは連絡をとりあうことはできたのだ。
いっぽう、国や法律のそういう部分に対して、鈍感であるのも、
やはり、人の感覚のいいかげんな部分でもある。
なにかでちらりとみた樹木希林さんの舞台挨拶のことばに
「隔離施設で一生を終えた人たちのことを、知らずにいたことを申し訳なく思う」
というのがあった。
なにかでちらりとみた樹木希林さんの舞台挨拶のことばに
「隔離施設で一生を終えた人たちのことを、知らずにいたことを申し訳なく思う」
というのがあった。
そういう気持ちがゆるゆると促され、やがて自分への問いになっていくのかな。
2015年6月5日金曜日
謎のふたごだよ
チラみせ。と、いいながら全貌。
星占いコラムの挿絵です。モデルは近所のちびっこ「ミナガワ君」。
姜信子さんの新刊カバーデザインの色校、いいかんじでしたが、編集のNさんの「地味かも」との意見から、少し文字の色を変えました。このとき、はじめて、本というものは、書店でめだたなければならないのか。と、気がつきました。
もう、確認する時間がないので、次にみるときは本になってから。どきどきです。
でも、すっごいかっちょよいと自分ではおもってます。
昼間、TVに出てた修造の影響か、いつのまにやらポジティブ思考が。
明日から、ブリスベンに追加で送る版画数点の本刷りをします。
あと、プロダクト制作を本格始動しないと、ほんとにまずい。
それから、某出版社のweb用イラスト、Tさんの書き下ろしテキストの挿画に着手。
と、いそがしいです。
週末までのminaの展覧会にもいかなくては。鴨居令もみなくてはいけないし、河鍋暁斎もはじまるらしい。あれこれ、おちついて、こなします(希望)。
2015年6月4日木曜日
2015年6月2日火曜日
天女のトークイベント
ばたばたの週末でした。地震もあったし。プレートどうなってるのでしょうか。ずれをちょっとずつ直してくれるといいのですが。
姜信子さんの本のデザインはそれこそどたばたしながらも、無事入稿しました。とにかく、中身はすばらしいので、たくさんの人に手に取って読んでいただきたいです。ブックレビューは、本がでてからまた詳しく書きます。狐の絵の入れ方が微妙なので、色校をどきどきしながら待ちます。
写真は、先日刊行された鈴木康夫さんのデビュー作『天女たちの贈り物』。カバーデザインと、イラスト全般を担当しました。版画は使わず、色鉛筆で描いたものです。色を自在に使えたので楽しかったです。わたしは、真っ白いバックに蓮の花がぽんとあるデザインが一押しだったのですが、著者さんの意向でドラマチックなこちらになりました。著者さんのイメージがはっきりしていると、とてもやりやすいです。
(memo:使用紙はアラベール)
明日6月3日水曜日19時より、神保町の東京堂書店さんで、著者の鈴木康夫さんと哲学者の永井均さんとの、トークイベントがあります。お時間ありましたら、是非に。
わたしも行く予定です。
トークイベントは、熱気につつまれながら無事終了しました。
ファンも獲得されたご様子で、その後、内輪の打ち上げとなりました。ひさびさ、紹興酒を飲みました。酒席で話題に出たアングラ演劇をひさびさに観たくなりました〜。
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