2015年4月30日木曜日

女神をなめていはいけません。

つかの間の休息ということで、ポランスキーの「チャイナ・タウン」(’74)と、「毛皮のヴィーナス」(2013)を観た。
毛皮のヴィーナスはめちゃツボだこれ。映画を観るときって、監督のセンスとか、ストーリーとかより、まず役者の演技をみるのがなにより好き。どんなB級映画でも、役者が魅力的なら楽しめる。それを存分に味わえる作品だった(これは、A級映画だけど)。
ポランスキー本人は、逸話がてんこ盛りなイメージで、やはり作品も変態なんだなあっていうのが役者を通して滲み出ていて。そういうのをじわっと感じる。なにより、品がいいし......。品のいい変態って、芸術家のひとつの理想なのでは?とか。
この二人の役者の作品をもっとみたいなあ、と思ったし、脚本も秀逸だった。愛についての考察が、思いのほか深い。





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