色校が思ったよりよかったので、一安心。Kさんの初校ゲラも受け取れた。もう、プロローグから、散文詩みたいな文章だった。今度の装画は銅版画で、白い紙に白インクで刷りたい。といったら、編集の方に「へ?」と言われ、あ、いや、薄いグレーで。と、言い直す。気持ち的には限りなくしろにしたい。エンボスというわけでもなく。
夜、張り切って水張りしたら、二つともよれてしまった。
不器用だ。
小学校三年生のとき、夏休みの宿題で、ライオンのぬいぐるみを作ったのだけど、なんだか、ぐちゃぐちゃなものができて恥ずかしかった。なのに、担任のおじいさん先生は「これはとってもいい。気持ちがすごくあらわれているのがいいんだよ」って、べたぼめしてくれた。
それが、わたしの創作の原体験になっている気がする。不器用であることが、なんだか悪くない。ということが。
子供のときに出会う大人って、ほんとに大切なんだよなあ。と思う。
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