2015年2月23日月曜日

輪郭線とのお別れ

 線をみると、その人が絵を描けるひとなのかどうかがわかってしまう。というのは、うそかほんとか、わかりませんが。わたしは、そうだとおもっています。それだけ、絵画にとって線というものが、とても大事だと思います。ですが、このごろは、輪郭線をとりのぞいた画面作りをしています。このような一見抽象的に見えるやわらかな画面はもともと好きですが、どうやったら完成できるのか、模索していました。ようやく或る時期から見えてきた気がします。そしてまた、これからそれを掘り下げていく作業です。大事なのは、絵のなかの光の扱いです。ゴールがまったくないことに携わっているのは、なんともいえず楽しいことです。写真は「女性専用車両」という作品の試し刷りです。







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