つゆいりなり。
昨日の夜は映画『あん』を観にいった。
河瀬直美監督、ドリアン助川氏原作の作品。
おばあちゃん萌えにはたまらない!
樹木希林さんと市原悦子さんのやりとりが可愛くて小鳥のよう。
わたしのなかでは注目のおばあちゃんユニット誕生。
この二人で、なにかまた新たに映画が作られるといいなと思った。
映画は、原作に沿っているようでかなり違う印象。
そういうところをみるのもおもしろかった。
原作では泣いたけど、映画では泣かなかったり。
わたしの泣き所を説明するとネタばれになるので、ひかえておくことに......
そういうところをみるのもおもしろかった。
原作では泣いたけど、映画では泣かなかったり。
わたしの泣き所を説明するとネタばれになるので、ひかえておくことに......
ハンセン病患者は、国という制度に人の地獄へ送られたひとたち。
この差別は、映画のなかにあったような「冷たい俗人」の感覚的なものから生まれるだけではなくて、
国や法律によってつくられたものでもあることも、ふっと思った。
国や法律によってつくられたものでもあることも、ふっと思った。
らい予防法ができるまでは、患者達も、地域のなかで暮らしていけたのだから。
少なくとも、家族と暮らす、もしくは連絡をとりあうことはできたのだ。
いっぽう、国や法律のそういう部分に対して、鈍感であるのも、
やはり、人の感覚のいいかげんな部分でもある。
なにかでちらりとみた樹木希林さんの舞台挨拶のことばに
「隔離施設で一生を終えた人たちのことを、知らずにいたことを申し訳なく思う」
というのがあった。
なにかでちらりとみた樹木希林さんの舞台挨拶のことばに
「隔離施設で一生を終えた人たちのことを、知らずにいたことを申し訳なく思う」
というのがあった。
そういう気持ちがゆるゆると促され、やがて自分への問いになっていくのかな。
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