2022年2月1日より朝日新聞連載小説『白鶴亮翅』多和田葉子・作の挿絵を担当させていただきます。
ベルリンに暮らす女性の日常が描かれます。
くすっにやっふむふむとする場面も多いので、絵でもにやっと...あわせてにやにやっとさせることができたらと思います。
多和田葉子さんとは昨年『オオカミ県』という絵本を出版いたしました。その流れでのオファーかとおもいますが、
『オオカミ県』とはまた違った世界なので、今度は腐食銅版は少しと、ペーパードライポイントと着彩を主な技法として制作します。
銅版画よりやや軽やかで、色数も多くなるかとおもいます。
誌面ではモノクロだったりカラーだったりですが、デジタルですと毎回カラーでご覧頂けます。
半年間、どうぞよろしくお願いします。
毎朝、多和田さんの『白鶴亮翅』を読むのを楽しみにしています。そして、読んでいるうちに溝上さんの挿絵も楽しみになって来ました。横浜市港北区 鬼頭俊郎
返信削除鬼頭さま。コメントありがとうございます。回ごとに、楽しんでいただけますよう、引き続き頑張ります!
削除朝日新聞の多和田さんの小説につけた溝上さんの挿絵、いいなぁと見ています。
返信削除面白い技法ですね。
ペーパードライポイントとは、どんな技法ですか?
私も少し銅版画を作りますが、やったことがないのでペーパードライポイント
コメントありがとうございます。ペーパードライポイントとは、いわゆる紙版画です。たとえば、ケーキの箱につかわれるようなつるつるした厚紙(ドライポイント用の紙として売っています)に、ニードルで傷を付けたり、はがしたり、メディウムでテクスチャーを作ったりして、銅版画と同じようにインクを詰めて拭き取り刷りをします。版の材料が安価で、切る作業が自在なのと、インクの拭き取りでのニュアンスを作りやすいので、面白いです。銅版画をされているなら、おすすめです。いずれ、アトリエでワークショップなどもやってみようかとおもっています。
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