いろいろ前後してしまっているのですが、先月なかばには、ベルリン国際映画祭に参加していました。
ハンズボン映像展などを企画しているstudioMANGOSTEENの短編映像作品『VITA LAKAMAYA』(監督:泉原昭人、音楽:平野みどり、原案・原作:溝上幾久子)が、映画祭にノミネートされたからでした。わたしは作品のバックグラウンドを説明しなくてはいけない立場で今回も参加させてもらいました(参加はこれで二度目です)。がんばって説明しましたが(ベルリン在住のミュージシャンHIJIKATAさんが通訳にはいってくれたので助かりました)、うまく言えたのかな....。今回の映画祭は、とにかく難民問題一色でした。refugee(難民)という単語をやたらと耳にしました。そして、心なしか、アジア勢がおとなしかった。とにかく目の前の難民問題をどう捉えるか。は大きいようです。さしせまった問題なのですね。リアルに。
いろいろ雑感はあるのですが、とくに思ったのは強いメッセージ力をもった作品は、国や民族に関係なく届いていくものなのかな。ということでした。たとえば、それがほんとにごく個人的な問題だったとしても。
そういう直接性とでもいうか...理路整然としないところでふっと垣根がとりはらわれてゆくさまをみせつけられてしまう....表現の世界ってやっぱりおもしろいなあ。なんてことを、あらためて思ったのでした....。
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